9.もみかえし・好転反応の違い
一般に強くもむとモミ返しがくるという人がいますが、もみかえしと好転反応のちがいを同じに思っている人がほとんどのようですので、ここで違いを説明したいと思います。
もみかえしとは、リンパマッサージではリンパの流れという概念があり、それを逆にもむとリンパが滞り、だるいなど調子悪くなるのですが、それがモミかえしになります。
ですので、もんでいるときに重苦しくなるのはもみかたが悪いということです。
マッサージではリンパの流れの概念がないので、軽いマッサージではリンパの流れを余り阻害しないので、もみかえしは気にならない程度
で感じない場合もありますが、強いモミをするとリンパが滞りもみかえしが起こります。
逆にリンパの流れに沿った強いモミはリンパが滞らないのでもみかえしはおこりません。
好転反応というのは、揉んだりした場合、特に首や肩だけを揉んだ場合血流の流れが良くなり、頭に血が多く流れた場合に頭痛やのぼせの様になる場合があります。
これは一時的で数時間や一晩で治るのでこれは、好転反応です。
全身を揉んだ場合、しばらく(1〜2時間くらい)するとだるくなり、眠くなる時があります。
それも好転反応です。
揉まれた人は動いていないので、運動した感覚がないですが、実際は筋肉を動かしているのでEM運動器を使った時のように筋肉は一時的に疲労しているので疲れが現れるのです。
簡単に見分ける方法は、好転反応は翌日が痛くても、日が経つにつれ(2,3日)楽になる
又は、触ると痛いが動かして痛みは無い、又は少なく、軽く動くようになります。
もみかえしは1週間くらい重い感じが残る、動かすと痛みはないが軽く動かない。
コリがひどい場合、モミが中途半端で終わると、もみかえしと同じになる場合あります。
これはもみ残しの場所がゆるんだ場所とのギャップで違和感が大きい場合に起こります。
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