6.コリの改善方法いろいろと問題点2
1より
次にマッサージ、硬くなっている筋肉を直接動かしもみほぐす方法、これも通常は強く、もまないのが
常識です。強くもむと、筋肉の反射作用で、かえって硬くなるという教えからくるものです。
なぜ硬くなるかは2通りあり、単に筋肉の反射作用と、ツボ押しでも書きましたが
リンパの流れに反して押すと、リンパの流れが滞り、むくんだりするので、マッサージには
リンパの流れという概念がないので経験上、強くもなないと言う事になります。
実際リンパの流れを止めないもみ方をすると、筋肉痛になりますが、もみ返しはおこりません。
マッサージまでは、どちらかというと筋肉に直接または神経からアプローチしてコリをほぐす、
体のバランスを戻すやり方になります。
整体は骨格を正常な位置に戻せば、リンパの流れ、体のバランスが戻り、コリも良くなる
というものです。整体はその時だけ元の位置に戻すだけなので、そのまま数時間固定できれば
だいぶ体も元の位置を記憶できますが、1時間程度の内容で、その後は日常生活に戻ると
体が慣れ親しんだ曲がった方に戻ろうとして、特に凝り固まった筋肉に引っ張られ
元に戻ってしまいます。
仮に右に10度傾いている人は、通常整体では0度で返されるため、日々の生活で
10度に戻ろうとしていきます。0度は調子いいけど5度を超えたあたりから症状が
気になり始めます、この時点で2回目行けば今度は0〜5度で矯正なので
楽な期間は増えますが、0で止まることはありません。
本当にうまい整体師は、正常値で止めず、反対にしてバランスをずらし、
−5度まで持っていき、そのまま生活して1〜2週間後、中間に来た時点で止めるやり方をします。
このような整体師はほとんどいません、そう言う整体法は習わないからです。
ほとんどのマッサージ・整体院はこれのいずれかの基本だけの組み合わせであるので
症状がひどい人はどこに行っても良くならないのです。
その他に肩たたきの様に、たたくほぐし方があります。
たたく行為はツボが外れても振動が伝わり、下手にツボがずれたもみ方よりも
ずっと効果があります。内部にも振動で伝わるので、深層部のコリにもアプローチできます。
下手なツボ押しよりずっと効果があるのがたたきです。
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